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VESENAとは

VESENAの3つの約束

VESENAとは

代の社会情勢を反映するものと思われますが、日本では非常に多くの動物が家庭でいわゆるペットとして飼育されています。
「ペットを飼う」ということは、毎日の食事の世話や散歩、身の回りのケアや健康チェック、病気の対処や予防接種など様々な義務を負担しなければなりません。しかし、ペットと一緒に生活をすると楽しい、心地良い、気持ちが安らぎ癒される、ペットを通して他者とコミニュケーションが容易に取れるなど、他には代えられない素晴らしい体験ができるからこそ人はペットと共に過ごしたいと思うのではないでしょうか。
実際、動物病院で飼い主と話していますと、多くの方が、家の中の話題としてはペットのことがもっとも多い、と述べておられます。いわばペットが家族の「かすがい」の役割を果たしています。

現在日本では、高齢化、核家族化が進行しています。このような家庭ではペットの役割はますます高いものと思われます。
一人暮らしの高齢者がペットを飼っておられると、ペットとの間に会話が成り立ちます。また、その世話をすることで1日のリズムや散歩時に他の飼い主と話しをする機会も増えます。

一方で、ペットの寿命はヒトよりも短く、年老いたペットの介護や悲しい別れを経験することもあると思います。
ペットを失った悲しみの期間が過ぎた後に、飼い主は二つのタイプに分類されます。
新たにペットを飼われる方、もう飼うのは辞めようと決意される方・・・。
特にご高齢の飼い主の場合、自分がペットの世話をできなくなった時のペットの行く末を案じて、新たにペットを飼うことを諦めてしまう方の多いことを常日頃の診療を通して感じてきました。
そして、ペットを亡くして以降、ご自身も元気を失くされる方が多く、それは高齢の一人暮らしの方に特に顕著であるように思われます。
このようなことから今後高齢者でも安心してペットを飼える社会環境を作っていく必要があると強く思ってきました。

そこで、我々は高齢者の方が抱くペットの将来の不安を大幅に減らし、安心してペットを飼い続けることにより、飼い主の健康の増進や社会とより広い交流をしていただくことを目的として特定非営利活動法人を設立します。

万が一、高齢者等がペットを飼えなくなった場合、獣医師のネットワークにより、新しい飼い主を探すことがまず主要な活動となります。
この際、新しい飼い主となってペットを預かった後にペットの病気が判明したり、ペットがなかなか新しい飼い主になつかないなど、の問題点があり得ます。この法人ではこれらを解消すべく開業獣医師が中心となり、ペット健康状態や性格、新しい飼い主の方との相性を深く調べ、その上で丁寧にマッチングさせる活動を行います。

もう一つの主要な活動は、高齢者のペット飼育を応援する様々な取り組みです。

動物病院に所属する動物看護士等を、希望する高齢者のお宅に定期的に派遣し、動物のケアを行うものです。それによって、飼い主は安心して動物を飼うことが可能となり、あわせて、動物の病気の早期発見にもつながる可能性があります。
将来的には、一時的に動物を預かる、あるいはどうしても マッチングしない動物の飼育施設の整備、なども考えられますが、これらについては今後の検討課題にしたいと考えております。

特定非営利活動(NPO)法人 高齢者のペット飼育支援獣医師ネットワーク
本好 茂一
佐々木 伸雄